2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『スキャナー・ダークリー』

は、フィリップ・K・ディックの小説『暗闇のスキャナー』の映画化作品。ファシスト警察国家に成り下がったアメリカで、麻薬捜査官ボブ・アークターの家に出入りしている無職同然で麻薬中毒の仲良し4人組がそれぞれ悲惨な運命を辿る、というむごく哀しい話で…

暗闇のスキャナー (創元SF文庫)作者: フィリップ・K・ディック,山形浩生出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1991/11メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (77件) を見る

『七人の侍』を観る

最初に見たのはTVだった。いつ観たのかは覚えていない。その後80年代にニュープリントで映画館で見る。確か有楽町の日比谷スカラ座だったと思う。その時、聞きしに勝る迫力にやはり感銘をうけたものだ。それ以来観ていない。なんとなく黒澤映画をTV画面で…

岸田今日子氏 死去。

やっぱ『ムーミン』。適役(?)の『八つ墓村』の双子婆さんを見る事ができてよかった。あと、なぜか『秋刀魚の味』の飲み屋の女将と『戦争と人間」の謎の中国人(だっけ?)が印象に残っている。 惜しい人たちを亡くしました。なんか今年は戦後の映像メディ…

青島幸男氏 死去。

「・・・と国会で青島幸男が決めたのか?」(バカボンのパパ談)

突然ですが、機器をパナソニ○クの「D○GA」に替えた。

あまりにもソニ○の「ス○録」の使い勝手が悪すぎるからである。特にリモコンのボタンが煩雑で操作がやりにくい。いくらなんでももっと簡略化できそうなものだが、録画に何度も失敗したので、奥さんが使っていることもあって、ついに買い換えた。 D○GAのVHS、D…

町田映画館「まちえい」が閉館

映画館の閉鎖を目の当たりにしたのは大井武蔵野館、銀座並木座以来。まったく残念なことで言葉もありません。50年以上の歴史があったとは驚きです。 壁一面に貼ってあったコメント群には「ここで『モスラ対ゴジラ』を観て早や40年・・・」というコメント…

『ローマの休日』

今更なのだが、劇場で観られる機会があったので、せっかくなので観る。 デジタルリマスター版なので、OPタイトルの脚本がちゃんと「ダルトン・トランボ」になっている。 たわいない話である。ではあるが、トランボが終生追求して止まなかった「自由への渇望」…

『犬神家の一族』

がほぼ同キャストでリメイクされたそうだが、全然興味が無い。 それより『八つ墓村』を原作に忠実にして映画化しようよ。77年の『八つ墓村』が有名だけど、この原作ってそんなにホラー風味ではないでしょ?むしろ冒険小説といった感じなんだが。思い切って…

『トゥモロー・ワールド』

は良い映画。早く行かないと上映が終わってしまう。観ないと多分損をする。 冒頭のロンドンの大通りの雰囲気が、現代とあんまり変わらない、けどちょっと違う、しかし人心の荒廃が決定的に進んでいる、ということを瞬時に説明する。この絵作りは只者ではない…

『生きる』「まちえい」で観る。

この映画を観た翌日の12月3日に小田切みきさんの訃報を聞きました。11月28日には亡くなられていたとか。ご冥福をお祈りします。 中学生の時、保健体育の先生(女性、当時30代)が授業の中で「昔、『生きる』という映画があってね・・・」とこの映画の…

DVD『ふくろうの河』

は『冒険者たち』で有名なロベール・アンリコ監督のデビュー作。題材にアメリカの南北戦争を選んだ、3つのオムニバス形式の映画である。これは3つ目の作品がナイト・シャラマン映画並に衝撃的だったために有名になった。 でも、今観るとバレバレというか、…

『007カジノロワイヤル』

は悪くない映画だった。正直言って、ブロスナンから始まった新シリーズの中では一番まともである。特にOPのアニメは素晴らしい出来。OPが派手なのはこのスリーズでは当たり前だが、題材がトランプということもあって品が良く、明るいイメージである。死んだ…

『用心棒』

「まちえい」で観る。「まちえい」は12月15日で閉館する。 『用心棒』は黒澤の代表的な作品だが、あまり好きじゃない。というか良く分からない映画だ。2大陣営に牛耳られた宿場町。そのすがたはゴーストタウンというより、無機的な何かSF的ななにかの装…

第26話『平和の戦士は死なず』(つづき)

「しまったぁ!」「あはははは。遅い、もう遅いぞ!009。」慌ててジェットに乗り込み、発進する。 「009よりギルモア博士へ、パブリックがミサイル発射寸前です。全力を尽くして阻止します。博士はウラーのミサイルの発射を止めてください!」 コルサ…

宮内國郎さん死去

今朝の新聞にて 実相寺さんに続いて・・・嗚呼。

実相寺昭雄さん死去。

俺がタイトルを変える気になったのも、何かの縁だったのかな? あんまり悲しい気持ちは起こらなかった。やりたい事だけやって、分からない人には無理に分かってもらわなくていいよというサバサバとした感じがした。むしろ宮川泰さんの時がひどく悲しかった。…