2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「漢字と日本人」

以前、書店で「アルジャーノンに花束を」の原書が目に付いたので、パラパラめくって見た事がある。そして愕然としました。「さ、最初の方と後の方の文章の違いが分からん・・・」(英語力ないだけ) で、思ったんだけどこれが日本語だと、最初はひらがなばか…

或る年表(或いは『ビューティフル・ドリーマー』から『パトレイバー2』まで)

84年3月「風の谷のナウシカ」公開。 84年7月「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」公開。 Apple、Macintosh128Kパソコン開発。16Bit、8MHz。 85年 電電公社が民営化、NTT株がブームに。一般市民にも株が浸透し始める。 国鉄は跡地を売…

「ロジャー&ミー」と「アトミック・カフェ」

「ロジャー&ミー」(DVD、マイケル・ムーア監督)はいい映画だ。構成力といい映像の迫力といい、「ボウリング・フォー・コロンバイン」より優れている。「ボウリング・・・」は無理して笑いと取ろうとしている感がある。この映画は、ユーモアは忘れないもの…

「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(ネタバレあり!)

映画「王の帰還」は出来が不安だった。あんなに全編見せ場だらけの密度の濃い展開を3時間ちょっとでできるのか?だって「二つの塔」も終わってないのに(!)・・・。 見終わって見れば、やはり見事な作品だったといえよう。これまでの長編娯楽映画の歴史か…

雑誌「東京人」

今月の「東京人」で「東京からなくなったもの」特集をやっていたのは知ってはいたが、読む気にはならなかった。読めば血圧が上昇し、その後に生きる気力を失うことが予想できたからである。 妖女ゴーゴンの目を見るのを避けるがごとく書店を通過していたら、…

「攻殻機動隊」その2(ネタバレあり)

(前回の続き)このような下地があり、そこに「電脳」という概念が導入されると、それにのめりこむ人が多数出現したのは当然と言えよう。今度は脳の機能を機械に預けよう、ということになったのだが、その行きつく果てはもはや脳すらいらなくなったということ…

1/31(土)新文芸座「攻殻機動隊」

戦後の日本人が直面した問いは大きく二つある。一つは言うまでもなく「我々にとって『ゴジラ』とは何か?」であるが、もう一つは「サイボーグとは何か?」ということである。 思えば、これほどサイボーグが好きな国民が世界にいるだろうか?すべては石の森章…

2/6 「円山応挙展」

大江戸博物館で開催している「円山応挙展」へ行ってきました。 日本画の巨匠というか・・・そういう枠を超えている。応挙は前衛、アバンギャルドである。滝は音をたてて落ちているようだし、何羽もの鶴を順番に眺めてると映画みたいに動いているような錯覚に…

若年性健忘症?または逆アルジャーノン効果

きょうび30過ぎても若者気分でいられますが、35歳が分岐点という気がする。これを過ぎると、急激に老化が始まります! 正直言って、知力、体力、性欲とドーンと落ちたのにはかなりショックでした。特に記憶力がやばい。 その記憶力の落ち方といったら、…

ただ今試験中・・・

ジョー・チップとはフィリップ・K・ディックのSF小説「ユービック」の主人公の名から採りました。あんまり深く考えなかったんですが・・・今にして思えばG・G・アシュウッドの方がカッコ良かったのではと思っております。