2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

うつろな疑問3

アメリカ映画を見ていて、不思議に思うことがある。「インディペンデンス・デイ」という映画はあるが、本当の独立革命を描いた映画はない。ジョージ・ワシントンやトマス・ジェファーソンを主人公にした映画など聞いたことがない。いったいどうなってるのだ…

「明日の天気は?」

当初から良質なドラマを提供してきたウルトラセブンも後期になってくると予算が逼迫し、灰皿を円盤、注射器をロケットに見たてる有様であった。しかし実相寺監督はそこを逆手にとって怪獣もセットも作らずに他の惑星の様子を描いて見せた。今みると、前衛芸…

人間の町

人間の町は草木も碌に生えていない殺風景な土地にコンクリート製の粗末な建物がポコポコ建っっているような所だった。そこを力なくうろついている人間たち。人間どもはこんなウサギ小屋みたいなところに押し込められていたのだ・・・ってこれ当時トレンドだ…

コンピューターがすべて

体育館みたいなところで10人くらいの人々が銃殺される。「人間もロボットらしく生きるべきだと主張する連中でね・・・A級の政治犯だ。」 コンピュータルーム。ここで第四惑星の地球侵略計画を知らされる。二人を誘導したのも地球人のデータ取りである。「…

コーヒーの違いのわかるロボット

オフィスビルの長い廊下を歩いて行く(TBS本社?)。軍人は絶えず口の中でなにかしゃぶっている、そのカラコロした音が我々をいらだたせる。窓を覗くとスタジオで撃ち合いのアクションを撮影の最中である。「見ろよ、やっぱり日本だよ。」 異常に長い、廊下…

「今ごろ夢を見てるわ・・・」

地球防衛軍は長距離ロケットスコーピオン号を開発。テスト飛行にダンとソガが乗りこむ。ロケットはコンピューターによる完全自動制御。キリヤマ隊長「ま、君達は眠っていていいということだ、は、は、は」実際、二人は飛行中は長期睡眠実験(よく分からない…

「俺は見たんだ・・・ロボットの長官、処刑される人間・・・ 」

実相寺昭雄といえば、善良な一般人の間では、CMでヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」とキャサリン・バトルを有名にした張本人、またATG映画で「無常」「曼荼羅」といった、近代と日本の土着文化との相克を斬新な映像で表現した映画監督としてちょっと知られて…

大山登山

水木しげる記念館に篭った翌日、早朝から中国地方の最高峰、大山(だいせん)へ登る。大山といえば鳥取県民の心の拠り所、霊山であり、伯耆富士とも呼ばれ、ガイナックスのデビュー作『八岐大蛇の逆襲』の舞台ともなったという大変な山である。去年は今ごろ…

水木しげる語録 

「人生とは一冊のマンガみたいなものだ。長く静かな闇の世界が何万年何億年と続いていると考えたまえ。その中に一冊の本が落ちている。君たちはそれを読む。そして喜んだり死んだりする。そして読み終わる。そしてまた静かな黒い世界が何十億年と続く。生き…

唐突ですが、休みがとれたので取鳥県、もとい鳥取県に行ってきました。水木しげる記念館で貴重な貸し本時代のマンガ読むために5時間も居座っていたのは俺だけでした(当たり前)。それでも4冊しか読めなかった・・・蔵書はかなり充実してます。1958年…