『マタイ受難曲』 ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団&ドレスデン聖十字架少年合唱団

これと関連して去年のコンサートのことも書いておく。
これは12月5日「みなとみらいホール」にて演奏されたもの。正味3時間の大作だが、こういう機会でないと通しで聴かないということもある。有名な曲では、アンドレイ・タルコフスキー監督『サクリファイス』のOPの曲『憐れみたまえ、わが神よ』がある。
個人的には、第一部の締めの曲『人よ、汝の大いなる罪を嘆け』が良い。少年の合唱+軽やかなフルート+重い通奏低音の掛け合いが素晴らしい。
今回は、合唱パーツをすべて少年合唱団が請け負う形で、聴く前は不安だったがさすが本場ドレスデン、最初の一声でその迫力に圧倒された。歌手の技量については、イエス役の人とエヴァンゲリスト役の人はすごい声量だった。女性のアルトの人は評判が悪いようだが、正直よく分からん。確かに『憐れみたまえ・・・』のところでは声が小さかったような。この時のヴァイオリンとコントラバスは情感があって良かった。

みなとみらいホールはシューボックス型とヴィンヤード式のチャンポン。どうも美的に中途半端なんだな・・・


でも音響はやはり評価されている。


ロビーからの展望が良い。ミューザ川崎は狭いし眺めもないのが残念。海はちょっとしか見えない。



コンチネンタルホテルがいいアングルで眺められる。