1月22日 J.S.バッハ管弦楽組曲 全曲演奏会 バッハ・コレギウム・ジャパン


昔からJ.S.バッハが好きなので時々演奏を聴きに行く。ミューザ川崎シンフォニーホールにて。

第一番ハ短調 BWV1066
第四番ニ長調 BWV1069
協会カンタータ第42番よりシンフォニア 
第二番ロ短調 BWV1067
第三番ニ長調 BWV1068

知名度が低い順の演奏と思われる。三番は『G線上のアリア』がある曲。二番もよく耳にするメロディが多い。

技量の良し悪しなど分からんのだが、コレギウムジャパンの演奏は一分の隙もないものと思われる。突っ込み所が見当たらない。世界的にも評価を得ているのもよく分かる。
強いて言えば、二番の冒頭のトランペット(現代風ではなく、孔もバルブもない管だけのものを右手を携えて演奏する)が音が大きすぎて弦楽器がよく聴こえなかったような。聴いた場所にも依るかもしれない。
第二番だけ構成メンバー少なくなったのにはちょっと驚いた。ヴァイオリン二人、チェロ、ヴィオローネ(古楽器コントラバスの前身)、チェンバロフラウト・トラヴェルソ(フルートの前身)の7人だけで演奏した。音量的には何の問題もなかった。後から考えるとこの曲が一番良かった。


このミューザ川崎シンフォニーホールというのがすごい。


JR川崎駅から悠々と歩いて5分という驚くべき立地。入口前広場で何かしら路上ライブをやっている。



舞台を座席が取り囲むヴィンヤード形式。面積はさほど大きくないが高さで補っている。そのため3階の奥の席でも舞台からあんまり離れているという感じがしない。また座席は螺旋状になっていて、バルコニーは心持ち傾斜している。効率の良い上に凝った設計。


音響に定評があり、実際すごくいいです。


スイス製パイプオルガン。装飾を排したスッキリしたデザイン。


エントランスへ通ずる廊下が『2001年宇宙の旅』ぽい。ロビーには岡本太郎氏の絵がある。