第46話『アンテオン遊星への道』

Joetip2005-12-11

来るアンテオン遊星への飛行実験として、実物同様の宇宙船に、実際にかかる飛行時間(261日10時間51分)、搭乗していただき心理的、身体的なデータを採るという模擬実験を行う。主催は政府か民間かは分からないが、成功したら被験者は現実のアンテオン星飛行へのタダ券をもらえる。しかし実験中、何らかの不測の事態、トラブルは生じた場合、緊急スイッチ(誰でもすぐ押せる場所にある)が押され、実験はその時点で中止となる。
この実験に参加する被験者はジョー・ディクス土建屋(マイケル・コンスタンティン)、アリシア・ヘンドリクス人類学者(ジャクリーン・スコット)、キース・エリス新聞記者(ラリー・ウォード)、マイケル・リント植物学者(チャールズ・ラディラック)、マシュー・ジェームス医師(グラハム・デントン)、ヘンリー・クレイブ環境生態学者(サンディ・ケニヨン)。

宇宙船と言っても宇宙旅客機仕様で、乗客は快適な環境で過ごせる。しかし疑似体験として、隕石群を通過したりして乗客に揺さぶりをかける。最初は所詮作り物と高をくくっていた被験者だが、おかしなことが次々と起こる。夜中に首をしめられる、なぜか娘のぬいぐるみが枕元に置いてある。明らかに我々以外のモノがいる・・・妄想かと思っていたがそうではない!密室での疑心暗鬼と孤独感から人々の精神は不安定となり、各人の隠されたトラウマが露になっていくのであった。人間関係のグダグダが頂点に達したとき、あっと驚く特撮が!
正直言って地味な話だが、それぞれのキャラクターは面白い。特にいつもわがまま言っているトラブルメイカーのマイケル・コンスタンティンははまり役。日本で言えば『吸血鬼ゴケミドロ』の金子信夫みたいな役どころ。