第38話『沈黙の叫び』

Joetip2005-12-03

アンディ(エディ・アルバート)とカレン(ジューン・ハヴォック)夫婦は、中西部の荒野で立ち往生してしまったのだが、そこでとんでもない異変に出くわしてしまう。枯れ草が襲ってくるのだ!枯れ草って、よく西部劇で、風にのってコロコロと道を転がっている球状の枯れ草のかたまりって出てくるじゃないですか。あれが人を襲うんだよね。そして一軒家の農家に篭城することになる。周りを枯れ草に取り囲まれて・・・窓には恐ろしげな枯れ草の影が!悲鳴を上げる奥さん。こう書くと馬鹿みたいだが、原案のルイス・シャーボノーは第9話でも、最初は馬鹿馬鹿しい設定で最後になってゾっとさせる話を提供しているので、あなどれない。
なぜ名優のE・アルバートが出演するのか、後になるほど分かってくる。力量のない俳優だったら、枯れ草と格闘する絵なんかとても説得力を出せない。そして襲ってくるものは枯れ草だけではなくなる。カエルの群れ、岩の襲撃とパニック映画の様相となり・・・そしてやっぱり最後はホラーだ。
アンディはこれは肉体を持たない宇宙生命体(アンノン星人か?)がモノに憑依していると推測し、それと交信する案を考えるだが・・・。クライマックスで、やはりE・アルバートは納得のいく名演を見せてくれる(というかこの話は彼のギャラ以外、金のかかっている所が見当たらない)。