DVDで『ゴジラ対メガロ』を観る。

ゴジラ対メガロ』はアホ映画ですが、DVD特典に中野昭慶氏の50分インタビューがあるからあなどれません。
すんません、佐々木勝彦氏が千秋実の息子だと初めて知りました・・・_| ̄|○
ガイガンのデザインは水木しげる。モデルの妖怪「おんもらき」の画像ははじめて見た。

「・・・僕はね、ゴジラ映画は、ある種、上等な喜劇でなければならない、と思っているんですよ。それはもちろん拠ってきたいわく因縁、来歴、「核の申し子」という大テーマはあるんだけれども、底辺には子供たちに何時までも愛されるもの、少しでも多くの人に愛されるものであって、それは上等な喜劇だと思ったんです。これは何だというと、喜劇というのは誤解されがちなのは、被写体がふざけちゃうとついつい演出もふざけちゃうんですよ。僕はこれは喜劇じゃないと思う。もう作り手は徹底して真面目に真剣に作って、(それで)被写体にふざけてもらったら、(それが)おかしい。作り手も(ふざけて)やってたんじゃ喜劇じゃない。
だからそういう意味でこういうSFものというか怪獣娯楽ゲテ物を撮り続け、何時までも愛されるためには、どこまでも真面目に、ふざけず撮る・・・演出姿勢が本多円谷両氏にあったからこの歴史が守られてきたじゃないかと思うんですよ。」
(『ゴジラ対メガロ』DVD特典映像『中野昭慶 昭和のゴジラシリーズを語る』より)