アンリ・マティス展

上野西洋美術館にてマティス展へ行ってきました。かなり大規模。所要時間3時間、疲れました。よく美術の教科書に出てくる『マグノリアのある静物』『夢』『赤いキュロットのオダリスク』『ナスタチウム金蓮花)とダンス』などがバーンと目の前に・・・もうお腹いっぱい。
マティスが実際にどういう筆使いをしているのかを実写した映像、完成途上の絵を一枚づつ写真に撮って、完成への過程を見る試みなどなかなか興味深い。なぜこんな映像が残っているかというと、マティス自身が制作風景を撮らせたから。この人は絵を描いている自分とは何なのか、と自問し続けていたのですね。
最初は綿密に描き込んでいた画がどんどん修正されて、一見ヘタウマ風になってゆく過程がよく分かります。
晩年の切り絵シリーズ『ジャズ』はかなりかっこいいです。


その後10何年ぶりに科学博物館へ行ってみると、明治の洋風建築の方は閉鎖になっていて、奥の方に新館ができていた。新館はただのビル・・・はっきり言ってデパートみたいである。おしゃれなレストランもついている。ただし内容は娯楽性が高く楽しめます。化石、骨格標本も充実してます。