ジョー・ダンテ判キル・ビル?
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2004/10/15
- メディア: DVD
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だいたいメタルーナ星のミュータントとか、食人植物トリフィドとか、惑星Xから来た男とか、脳みそ寄生生物(『顔のない悪魔』?見てないけど)とか、そんなの子供に受けるわけないでしょ?
ダンテ監督のディズニー以外のアニメに対する愛情はビンビン感じます(もちろんワーナーアニメだが、ハンナ・バーベラアニメも登場)。ワーナーアニメはディズニーと比して説教くさくない、子供を啓蒙しようとは微塵も考えていない。チャプリンに対するキートン、東宝にたいする新東宝(?)みたいなものだろうか。
ルーブル美術館(でも本物のルーブルはあんなじゃないよな・・・)でアニメの人物が名画の中に入って追っかけというのは、「ルパン三世 クローンVSルパン」や黒沢明の「夢」でもあったが、さすがにCGでパワーアップしており、しかもこの手のドタバタにしては品がある。ダンテ監督の知性のあらわれであろう(アメリカのアクション映画では美術館でも博物館でも平気でぶっこわすものもあり辟易することがある)。ジョルジュ・スーラの点描画の技法を敵(アニメ)の撃退に応用する、など子供じゃ分からんよな〜。これをきっかけにアートの世界に目覚めるかもしれんけど。
チョイ役になぜかロン・パールマン。笑える。
まあ、多分すぐ終わると思うので、「キル・ビル」が好きな人な見に行ってみてください。