大キレット(滝谷→長谷川ピーク→飛騨泣き)→北穂高岳

前回の最後の写真の頂上部(滝谷)だと思う。右上方に人が見える。
この辺に来ると,いかにも溶岩みたいな黒っぽい岩から色が白っぽく変わり、美しく輝いている。


ここから延々と岩との格闘。岩にしがみついて下りたり登ったり。岩の両側は・・・数100mは落ち込んでいると思う。恐怖でよく観察していませんでしたが・・・。
「長谷川ピーク」の手前だったと思うが、ドゴーンとものすごい音響がそう遠くない距離であった。相当な大きさの落石があったようだ。まあほとんど垂直の崖なので人的被害はないと思うが・・・
四つんばいになってヘコヘコ進むと「長谷川ピーク」とペンキで書かれた巨岩にたどり着く。前だけに集中していたらいつの間にか最難関を克服したらしい。
残念ながら長谷川ピークの写真は撮ってません。両手がふさがっていたので。
下の写真は、長谷川ピークの後のエッジ。これは楽なレベル。


長谷川ピークを振り返って撮る。
ガスで霞んでしまったが、このラクダのコブのような輪郭のエッジを渡り歩いてきた。
正直言ってこんなところだと分かっていたら、ビビって引き返していたかも。


ホっと一息ついたら、更なる難関「飛騨泣き」が立ちはだかっているのであった。
距離が長いでこっちの方がきついと思った。長谷川ピークの方は岩はしっかりしているし、体力はあんまり使わないので、大したこと無いじゃんと思ってしまった(その代わり、一回でも足を踏み外したら99.9%死亡しますが)。
↓自然が作った岩の彫刻・・・岩の美しさに見惚れる。


ここまで若いカップルや、韓国人夫婦(やたら声がでかい)、日本人初老の夫婦の人たちなど一団で登っていたのですが、ズンズン追い抜かれていきました。体力ないなー。
↓岐阜側の峻険な山容。
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