『アウターリミッツ 完全版 1st SEASON DVD-BOX 1』

マッドサイエンティスト祭り
第11話『人喰い雲』
とある原子力研究所を訪問した科学者は、体に変な機械を取り付けた女性に案内される。案内されたのは廊下みたいに細長い部屋。「え、これは・・・」と振り返った時にはもう扉がガチャンと閉まっていた。閉じ込められたのだ。反対側の扉が開くと異様なモノが出てくる。放電した雲のようなものが迫ってくる。まるで生きているように・・・。
人喰い雲と、もう一つネタがあるんですが、この二つがあんまり関連性がないというか、このネタで2本作れるんじゃないかと思った。この辺が1時間もののつらいところで、やはり1時間もたせる脚本練るのは大変だなあ、と思う。刑事役のエドワード・アスナーが良い。


第12話『二次元の世界へ』
これは子供の頃見てて妙に印象に残った。内容はまったく理解出来なかったが、「両手とも右手」をバンと出されたシーンが結構ショックだった。しばらくの間、「両手とも右手だったら茶椀と箸をどうやってもつんだ?」とかいろいろ考えたよ。同世代の荒木飛呂彦氏もたぶん同じこと考えていたんだろう。二次元の世界=霊界と考える科学者、霊媒師、亡くした息子に会いたい一心の富豪の三者の思惑が、大掛かりな実験場内で交錯する脚本はなかなか見ごたえがある。
プロデューサーのレスリー・スティーブンスが自ら監督、脚本を担当した。氏は若い頃、オーソン・ウェルズの使い走りをしていたそうです。