フィリップ・ヨーダンという人
『人類SOS!』『地球最後の男』の2本立てDVDを購入。観ながら解説を読んでいたら、驚くべきことが書いてあった。『人類SOS!』の脚本、フィリップ・ヨーダンについてである。
「・・・ニコラス・レイ、アンソニー・マンといった名匠にシナリオを提供。『エル・シド』『バルジ大作戦などの大作も多く、『折れた槍』では原作者としてアカデミー賞も受賞している。これほど輝かしいキャリアの持ち主でありながら、あまり語られることのないヨーダンという男、実は赤狩りでハリウッドから追放された脚本家たちに名前を貸していたという、暗い過去がある。」(樫原辰郎 DVD解説より)
し、知らなかった・・・
確かに『人類SOS!』『黒い絨毯』と『キング・オブ・キングス』とでは芸風が違いすぎる・・・時が経つと色々な事実が明るみになるものですね。
「ESQUIRE」誌のサイトが詳しかった。
http://www.esquire.co.jp/scenario_i/scenario_30.html
http://www.esquire.co.jp/scenario_i/scenario_10.html
日の目を見られない才能に場を与え、活用していったわけですから、映画芸術に多大な貢献をしたことは否定できないでしょう。実際、昔の面白い映画を観てるとヨーダンの名前がよく出てきて、覚えてしまったのは確かです。