『らき☆すた』

こなちゃんってオタクにとって都合の良すぎる存在だよなあ・・・ゲーオタだが引きこもりもせず、特撮にも造詣が深く、美人で温厚な性格で運動神経がよく、声帯模写が出来、しかも炊事洗濯掃除ができる・・・いいのかそれで。

誰が言ったか忘れたが(中森明夫か?)、は結婚して娘ができて、その後妻と離婚し、娘と暮らす、というのが男性の一番幸福な人生らしい。ということはそうじろうがこのアニメの中で一番幸福な人か。いいのか。
こなたが「私、以前から思ってたんだけど、○○っておかしいよね。」と突然どうでもいい疑問を投げかけるというシーンがあるが、ああいうのはやはりオタク的行為なのか。
良からぬことを考えていると無意識に顎に手をあててしまう。
アイスクリームの具をコーン内に押し込みながら舐める。
目玉焼きにはしょうゆをかける。
・・・それにしても思い当たる節が多い。
アニメの中で「なぜ勉強ができないのか」ということが結構リアルに描かれているのだが(理由は怠けてるから)、こなたが宿題もしないでゲームに逃避しているのを見てると、自分の学生時代を思い出してこっちの居心地が悪くなる。
ゲームという装置で小津的な演出ができるのかも、と思う(視線を合わさず、同じ方向を見て会話するからだが・・・)。22話のロリコンの話からお母さんの思い出につなげる演出はなかなかのものだ。
特にこなたが父に背を向けてゲームをしながら「(寂しくないよ)お父さん二人分賑やかだし、今はユウちゃんもいるし・・・」と呟くシーンには胸を衝かれた。