最近見た映画

Joetip2005-02-26


「DVDを買うともう1枚ついてくる」という奴で4枚買ってしまった。
『マンハッタン無宿』
ドン・シーゲルにしては、なんかマッタリしている。『刑事マディガン』と『ダーティハリー』の間でこれか・・・うーん。空撮がいい。
ロンゲスト・ヤード
今観ると、囚人対看守の対抗試合の経緯が不自然だが、刑務所の実態を告発した映画でもないのであんまり気にしない。これは心の自由は誰にも侵されないということを描いたもので、所長の意のままになっているという点で実は看守側も同じことだったということが明らかになる。「男には誰にも奪えないものが二つある。」は名言。
『ミッドナイト・ラン』
80年代終わりまではまだまだ良質のアメリカ映画があったということだろう。二人の主従関係の逆転また逆転。うらぶれたアメリカの裏街道。誰にも頼らないし誰も恨まない関係。女性が最低限度で関わらないところも潔くて良い。はっきり言って傑作。「ブルーエンジェルホテル」と「千ドルでお釣りある?」には笑った。
『モンティパイソン 人生狂騒曲』
モンティ映画のすごいところは、映像的にも美しく優れている点だろう。学校でセックスの実演をする話で、その教室のデザインが好きだったのだが、音声解説によるとやはり「3面に窓があることが気に入った」そうである。ゲロのシーンはさすがにセットだろうと思ったら本物の高級レストランとは、よく許可されたものだ。しかも撮影の翌日には結婚パーティがあったそうだ。「カトリックプロテスタント」や「臓器移植」は今観ると単純過ぎるかもしれない。