『ジャッカス・ザ・ムービー』

今年の東京ファンタスティック映画祭でも大人気だったというこの映画、いや映画といっていいんだか分からんが、ある意味これもドキュメンタリーの一種?とにかく馬鹿な連中が馬鹿なことをやりまくる、それをかなり迫真の映像で淡々と撮りまくった映像群である。
簡単に馬鹿なことと言ったが、そのレベルは想像を超えている。
例を挙げると
1.レンタカーを借りてきて、その車をボコボコ(他の車にぶつけまくるクラッシュゲームというのがあるそうで、運転してる当人も死ぬような目に会う)にして返す。
2.ワニ園でワニの群れの上を綱渡りする。お尻にワニの好物の肉をぶら下げている。実際ワニが飛び掛ってくる。
3.パリパリの紙で指と指の間を切る
4.大量のワサビを鼻で吸う。
5.家具売り場のトイレに本当に脱糞する。
6.室内でトランポリンで飛び上って天井の回転する扇風機に激突。
7.街中あたりかまわず棒高跳び。建物、露店に体当たり、転倒しまくる。
8.ショッピングセンターで無断でプロブクサーとボクシング試合、自らと店内がボコボコ。
・・・・・・・

と、まあこんなことが1時間半続く地獄のような映画なんですが、私は笑って笑って笑いぬきました。この1年こんなに笑ったことはありません。もう終わったときは虚脱状態。
とにかくメンバーはほんとに命がけなんです。ほんとに生きてるのが不思議なくらい。そして彼らは自分のやった行為が1秒後にはどうなるか、まったく分かっていないようです。一瞬一瞬の生を生きる!という感じでしょうか。人間とは何のために生きるのか・・・笑いながら哲学的になりました(単なる馬鹿です)
特に2のサスペンス度といったら、もうそのへんの映画はかないません。3はある意味すごいスプラッター。その他はほぼ犯罪。
女性にはおすすめできません。