9月11日、渋谷ユーロスペースで「トッポジージョのボタン戦争」(監督 市川崑)を観る。

昼間は4,5回連日上映してるんですけど、トッポジージョってそんなに人気があるんですか?わたしが見た回も7分の入りでした。お客は年配のご夫婦から若いカップルまで多様だった。男1人で来てる人もいた。うーん分からん。
ジージョは文楽人形と同じで、後ろで黒子の人間が操演する。従ってほとんどのシーンのバックが暗い。というか前編暗闇の中で話がすすむ。その暗闇の中に極度に単純化された街や室内のセットが浮き上がってくる、なんか異様な雰囲気である。内容も核兵器のボタンの争奪という、とても子供向けとは思えないもの。義手を引っこ抜くと手の中から金庫破りの道具がゴソっと出てくるというヤバイんじゃないかというシーンもある。やはり市川監督の趣味か?前半は退屈だが、後半の銃撃戦(だから幼児向けじゃないのか?)が見物。ジージョの声は中村メイ子、敵のボスは大平透